インファナルアフェア
原題 無間道
公開 2002年
監督 アンドリュー・ラウ
キャスト トニー・レオン アンディ・ラウ
アンソニー・ウォン

どんなストーリー?
ヤンは観察眼の鋭さから、マフィアの潜入捜査官に。ラウはマフィアのボスに命じられ、警察の動きを察知するために警察官に。

お互いに潜入先で着々とキャリアをつみボスからの信頼を得ているが、それぞれ潜入がばれそうになり、裏切り者を探すように言い渡される。互いが互いに近づくにつれ、立場が危うくなり・・・。

どこが好き?
10年近くもマフィアに潜入し、本来の自分を失いそうになりながらも必死に正気を保っているヤン。
マフィアとして警察に入り込むも、その自分に疑問を持っているラウ。
お互いを追い詰めていくシーンはスリリングで、登場人物の心情もよく描けているし、いい映画でした。
警視が死んだときのトニーレオンの表情がもう・・・。二人の関係がどれだけ深かったかってのが、あの表情から全部伝わってくるの。
ラスト、警官として生きていくことを選択したラウ。自分の道は自分で選んだんだけど、もう遅かったんだね。だってマフィアとして警察に入り込むことも、自分で決めたんだから。


ガタカ
原題 gattaca
公開 1997年
監督 アンドリュー・ニコル
キャスト イーサン・ホーク ジュード・ロウ
ユマ・サーマン

どんなストーリー?
遺伝子操作で子どもをデザインするのが日常的になった近未来。
社会は優秀な遺伝子を持つ「適正者」とそうでない「不適正者」によって構成されていた。
不適正者として生まれてきたヴィンセントは宇宙飛行士になるという夢がどうしても捨てられず、闇ブローカーから適正者・ユージーンの優秀な遺伝情報を買い身分を偽ってガタカ社に入社する。
しかし宇宙へと旅立つ日も近づくなか、社内で起きた殺人事件によってヴィンセントの身に危険が迫っていく・・・。

どこが好き?
運命なんて決められていない。
自分で切り開くものだ。


この映画の何が好きかといえば、美しい映像や物悲しいストーリー、過剰になり過ぎない程度に切ない音楽、そして最後にわたしたちには可能性があると感じさせてくれること。

いつの日かこんな世界がやってくるかもしれない。
50年後か、100年後かには。
でも、人間には可能性がある。
たとえどんなに素晴らしい人間に「デザイン」されて生まれてこようとも、自分の意志なしでは何をも成し得ないし、逆に「不適正」として生まれてきたものでも生き方は自分で決められる。

運命をただそのまま受け入れるのか?

「デザイン」された自分の人生を演じ続けるのか?

運命を切り開いたビンセントとデザインされた遺伝子から抜け出せなかったジェロームの対比が美しいんだ。ジュード・ロウも本当に美しい。


ギャラクシー☆クエスト
原題 galaxy quest
公開 1999年
監督 ディーン・パリソット
キャスト ティム・アレン アラン・リックマン
シガニー・ウィ−バー

どんなストーリー?
往年のTVシリーズ「ギャラクシー・クエスト」は宇宙船プロテクター号の乗組員たちの活躍を描いたSFシリーズ。番組が打ち切られて20年たった今も、乗組員の集まるファン大会は熱狂的なファンで埋め尽くされるほどだった。
そのファンの中には、遠い宇宙の彼方で番組を傍受しそれを「歴史ドキュメンタリー」だと思い乗組員を崇拝する宇宙人が混じっていた!
敵エイリアンに襲撃されたサーミアン星人は、尊敬するプロテクター号の乗組員に助けを求め地球へやってきたのだ。かくして、フツーの俳優たちが宇宙へと飛び出すことに・・・。

どこが好き?
こういう映画を発見するとうれしくなるのよね〜。
あんまり宣伝とかされてなくて有名じゃないんだけど、とっっってもおもしろい映画見つけると、アイスが当たりだったときとかたまごが双子だったときみたいな思いがけない喜びがあるのよねっ。
昔は人気者だったけど今はさっぱり・・・っていう俳優たちにキャストがうまくはまってる!特にこの映画みた後にハリーポッター観に行ったらアラン・リックマンでてくるたびにおかしくて・・・(笑)。どっちもいつも仏頂面でさ。
爆破装置(だっけ?)が1秒前で止まるシーンや、エンジンルーム(だっけ?)に行く途中の道が意味もなくトラップだらけになってたり、あと、オタクたちが最後に「やっぱり本当だったんだ!」って叫ぶところとかが最高(笑)!
劇中にはたくさんパロディがあったらしいけど、さっぱり気づかんかったわ。これがスタートレックのパロディだってのもあとから知ったくらい。
そいえばシガニー・ウィーバーは50とは思えない美しさだった。外人って怖い・・・。


グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち
原題 good will hunting
公開 1997年
監督 ガス・ヴァン・サント
キャスト マット・デイモン ベン・アフレック
ロビン・ウィリアムス

どんなストーリー?
主人公のウィルは頭はすごくいいのに、ケンカにあけくれロクな仕事にもついていない。こころに傷を持ち人を信用しないウィル。
しかしあることがきっかけでカウンセラーに通うようになるウィルは、自らもまた傷を持ち立ち直ることができないでいるカウンセラーと対立しあいながらもこころを通わせていく。
友情、癒し、成長、旅立ちを描いたさわやかムービー!

どこが好き?
マット・デイモンとベン・アフレックが共同脚本してアメリカンドリームを掴んだ映画。
オープニングが、まるでこれから何かが始まるような予感に包まれ心地よかった。
何がいいってやっぱりセリフがいいのよね。
「お前は宝くじの当たり券を持ってるのに換金する勇気がないんだ」とか「お前がいなくなってたらって思うよ」とか「僕には彼女がいる」とかね。
ベンくんのセリフは、一緒にいて楽しいけど、でも自分とは違う幸せを掴んで欲しいっていう思いに溢れてる。
中でも一番好きだったのは「君は悪くない」って言って抱き合うシーン。美しい(笑)。ロビン・ウィリアムスはやっぱうまいね。「いまを生きる」とかサイコーだよね。生徒が立ち上がるシーンでいつも泣いちゃうもん(笑)。


グラン・トリノ
原題 gran torino
公開 2008年
監督 クリント・イーストウッド
キャスト クリント・イーストウッド ビー・ヴァン

どんなストーリー?
「最近の若いモンは・・・」が口癖のような、偏屈で差別意識丸出しのウォルト。息子家族とは全くうまくいっておらず、隣に住むモン族の住人が気に食わなくてしょうがない。

しかし、偶然隣人の息子タオと娘スーを助けたウォルトは、それをきっかけに彼らと交流するようになる。

息子たちとはうまくいかないコミュニケーションを彼らと図るウォルト。学校にも行かず、将来がみえないタオを一人前の男にすることに生きがいを感じるようになる。

しかし、ウォルトがよかれと思ってしたことが大変な結果を招いてしまい、彼は自分でカタをつけようとする・・・。

どこが好き?
意外だったのは「クスッ」って笑えるシーンが多いこと。

ウォルトが怒りに震える表情はとてもコミカルだし、ウォルトとモン族の家族との交流の中で、笑えるシーンが多い。

ウォルトが偏屈なのも、単に性格の問題なのではなく、息子や家族との付き合い方がわからないからで、ホントにイヤなヤツなわけじゃない。

でも、そんな生活を何十年も続けた結果、妻を亡くした今となっては息子たちからは邪魔者扱いされ施設に入れられそうになる始末。

毎日を無為に過ごている中で人生の終焉が近づいたときに、孫くらいの年齢の子たちと息子たちとは築けなかった関係を築く。

力には力で対抗してきたウォルトだったけど、それでは何の解決にもならないと悟った彼。自分の命が長くないことを知り、自分が何をすべきかを考えた末の行動に涙が止まりませんよ。


恋におちたシェイクスピア
原題 shakespeare in love
公開 1998年
監督 ジョン・マッデン
キャスト ジョセフ・ファインズ 
グウィネス・パルトロウ

どんなストーリー?
時は中世。
売れない劇作家ウィリアム・シェイクスピアは今回もまた新作に悩んでいた。「ロミオと海賊の娘」と名づけた新作を書いてる中、芝居小屋では新人のオーディションを行なわれていた。そこへ顔をだしたシェイクスピアは一人の有望な青年を見つけるが、彼はなぜか逃げ出してしまう。
シェイクスピアを尊敬し、舞台に立つことに憧れていた「彼」が喜劇「ロミオと海賊の娘」を悲恋の物語「ロミオとジュリエット」に変えていく・・・。

どこが好き?
この頃はシェイクスピアものに興味があって(ケネス・ブラナーの影響なのだけど)。
ハムレット(わけわからんかった)、から騒ぎ、そして基本でしょロミオとジュリエット。映画自体はシェイクスピアが主人公なので彼の作品とは関係ないのだけどね。
芝居の練習風景がなんかおもしろいのよね。知ってるストーリーだけになおさら。喜劇が恋と同時進行で悲劇に変わっていくさまも良い。
ラスト、ヴァイオラがまっすぐと力強く歩いていくシーンがすきだなぁ。
なぜかでてるベン・アフレックもね。


50回目のファーストキス
原題 50 First Dates
公開 2004年
監督 ピーター・シーガル
キャスト アダム・サンドラー ドリュー・バリモア

どんなストーリー?
ハワイで観光客相手に一夜の恋の相手を演じるヘンリー。後腐れのない恋を気軽に楽しんでいたが、ある日カフェでステキな女の子ルーシーと知り合う。
地元の子は相手にしないと決めていたものの、気になったので次の日も彼女に会ってみると、態度がとても変。
実は彼女、短期記憶障害で記憶が一日しか持たないのだ。
事実をルーシーに伝えられない家族は、彼女が動揺しないよう同じ毎日を繰り返し、周りもそれに同調していた。
カンペキに彼女に恋したヘンリーは、毎日あの手この手でルーシーに近づこうとする。あるときは失敗し、あるときは成功するけど、いずれにしても次の日にはルーシーは忘れている。
こんなので果たして彼らの恋はうまくいくの??

どこが好き?
アダム・サンドラー&ドリュー・バリモアって、ロマンチックコメディにはもってこいのキャスト?アダムサンドラーのよさがわからないので彼のでてる映画はほとんどみないけど、これはよかった。
せっかく親しくなっても記憶が持たないから、毎日毎日いろんな方法で彼女と恋に落ちようとする。一生懸命さがステキ。
覚えてないはずなのに心のどこかではちゃんと覚えてるから、彼とあった日は必ず鼻歌歌っちゃうし、日記を全部捨てちゃっても夢に彼がでてくる。コメディだから病気を乗り越えて、みたいな雰囲気が一切なくて、単に困難な恋に立ち向かってる、ってところがいい。


死にゆくものへの祈り
原題 a prayer for the dying
公開 1987年
監督 マイク・ホッジス
キャスト ミッキー・ローク ボブ・ホスキンス
リアム・ニーソン

どんなストーリー?
IRAのファロンは作戦中に誤って通学バスを爆破してしまったことからIRAを抜けることを決意する。
近隣を仕切るボスから最後に一人殺せば何も言わずに逃がしてやる、と言われたファロンは言われたとおりに殺害を決行するが、それを牧師に見られてしまう。
もう殺しはしたくないファロンはうまく牧師の口を封じる方法を考えるが、組織(IRAでないほう)の手が牧師たちに迫っていた・・・。

どこが好き?
はーどぼいるどよね。男の生きる道よね。
テロ一味でありながらパイプオルガン弾けちゃうなんてステキよね。
こないだちょっと見たらさ、すっごい古かったんだけど、その古さがまた哀愁をかもしだしてきていいのよね〜。バクパイプ(?これってスコットランドだっけか?)の音とかもいいよね〜。
ラストでようやく神に祈るファロンの姿に何度涙したかしれん。

そいえば昔(15年くらい前)ってよくIRA関係のニュースをTVで見たような気がするのだけど最近見ないってことは少し平和になったってことなのかしら。それとも未だに小競り合いは多いのかしら。

それにしてもミッキー・ロークは普通にしてれば渋いのになぁ。ナインハーフのヒットは痛かったよなぁ。


シックス・センス
原題 the sixth sense
公開 1999年
監督 マイケル・ナイト・シャマラン
キャスト ブルース・ウィリス 
ハーレイ・ジョエル・オスメント

どんなストーリー?
マルコムは腕のいい小児精神科医。市からも表彰され、救った子どもも数知れなかった。
表彰のお祝いを家でしている中、マルコムは侵入者に撃たれ重傷を負う。
翌秋、マルコムは一人の少年を診ることになった。
ある救えなかった少年と似ているこの少年を、今度こそは、と思い救おうをするマルコムだったが、少年にはある秘密があった・・・。

どこが好き?
映画の冒頭で入る「この映画には秘密があります。見終わっても誰にも言わないでね」このテロップ。
映画が始まる前から「えー、秘密ってなんだろ??」と思わせ、うまいこと最後までだまされた人は一体何人いたんだろう?
こういう映画を「ほんじゃまいっちょ探してみますか」っていうかんじで身構えて見ちゃダメよね。楽しみが減っていく。
ホラー映画と思わせつつ、愛に満ち溢れた作品だった。ダンナから妻への愛、妻からダンナへの愛、おかーさんから子どもへの、子どもからおかーさんへの、おばーちゃんから娘への、娘からおばーちゃんへの・・・。どれもこれも行き違いなのだけど、最後にすべて繋がるのが美しい。冷たいシーンに思えても実はすごく愛に満ち溢れたシーンだったり。
最後の「秘密」を知った後でも何回見ても楽しめる映画。
見てない人には絶対「秘密」をゆっちゃダメな映画。

余談だけど、この映画のあと「この映画には秘密があるよーん」って冒頭に入れる映画増えたよね。「ことの終わり」って映画にも入ってたけど、秘密がなんなのかよくわからんかった・・・(苦笑)。なんとなくわかるような気もするのだけど、「ええ〜!そうだったの!!?」っていうより「ええ〜!なんだったの??」ってかんじ(笑)。


ショーシャンクの空に
原題 the shawshank redemption
公開 1994年
監督 フランク・ダラボン
キャスト ティム・ロビンス モーガン・フリーマン

どんなストーリー?
妻と間男殺しで終身刑をくらったアンディ。
地獄のように思われた刑務所生活だったが、何年か後には仲間もでき、元銀行マンだった知識を生かしてうまいことやっていた。
アンディが入所して10年後くらい、トニーという若造が入所してくる。彼はなんとアンディが無実だという証拠を知っているというのだ・・・。
希望はなによりも大切なもの、友情と希望の素晴らしさを描いたさわやか感動作!!

どこが好き?
まず最初にさ、あのポスターにやられたよね。
前方に光があって、その光を受けながら一身に雨を浴びてる。打たれてるんじゃないのよ、浴びてるの。
この人はなんでこんな大雨の中雨を浴びてるのだろう?と思わせる。

レッドが仮釈になってジワタネホへ向かう最中言う「それがおれの希望だ」っていう一連の言葉がいいよね〜。
あとレッドが樫の木(だっけか)の下で、誰もいないに決まってるのにおどおどしちゃってるとことか、細かいところだけど共感できるよね。
初めてこれみたときは、アンディが逃走したあと、真犯人を探しに行くと思ったのね。ほんで、自らの無実を証明すると。
でもそんなことはしなくて、彼はただただ自由になりたかっただけで「記憶のない海」へと颯爽と進んでいくアンディがステキでなぁ。無実の証明をするなんて考えた自分がすごく醜い人間に思えた。


ターミネーター
原題 the terminator
公開 1984年
監督 ジェームズ・キャメロン
キャスト アーノルド・シュワルツェネッガー 
マイケル・ビーン リンダ・ハミルトン

どんなストーリー?
西暦2029年、世界はスカイネットと呼ばれるコンピューター網によって支配されていた。人類は滅亡寸前だったがジョン・コナーという優れた指導者により、反乱軍は勝利を目前としていた。
しかし、勝利を決定付ける戦いは1984年のロサンゼルスで行われるのであった・・・。

どこが好き?
この映画でマイケル・ビーンに惚れちゃって・・・(苦笑)。
未来からやってきた殺戮マシーンとそれを守る戦士ってのはありがちっちゃあありがちなのだけど、カイル(M・ビーン)がサラ(L・ハミルトン)を必死に守る姿には心打たれますねぇ。
やっと死んだと思ったターミネーターが炎の中から立ち上がってきた姿は怖かったわよね!!ね!あの骨組みもいまだとちゃっちいけどさ!当時はそりゃ怖かったさ。だってホントにシュワちゃんの中にあの骨組み入ってそうだし。もともとシュワちゃんにカイル役のオファーがきたってどっかで聞いたけど、ターミネーター役選んで正解よね。続編もできたし(笑)。
特撮もホント古臭いのだけど、いい映画ってそんなの関係なくいつ見てもおもしろい。
タイムパラドックスどうのこうのってのもありそうだけど、考えるだけで頭がこんがらがる・・・(苦笑)。
この映画で近未来SF好きになりました。わたしの映画歴の根本とも言える一本。
そして友人と「1と2どっちがおもしろいか」っていつも議論になる一本(笑)。


トイ・ストーリー
原題 toy story
公開 1995年
監督 ジョン・ラセター
キャスト
(声)
トム・ハンクス ティム・アレン

どんなストーリー?
カウボーイ人形のウッディは持ち主の少年アンディのお気に入りのおもちゃで他のおもちゃたちのリーダー的存在だった。
ところがアンディの誕生日に新しいおもちゃがやってくる。そいつは最新式のスペースレンジャー「バズ・ライトイヤー」。
バズはあっというまにみんなの人気者になり、お気に入りの座もとられてしまう。
なんとかお気に入りの座を取り戻したいウッディだけど・・・。
レトロと新型、ちょっとでこぼこなふたりのバディムービー!

どこが好き?
たぶん初めて観たCGアニメ。
今はなんでもCGだけど、CGってすげーなぁ、って思った。木の葉一枚一枚がリアルなのよね!
おもちゃが実はみんな生きていた、ってかわいいよね。わたしの部屋のおもちゃたちもわたしがいないときには動き回ってるのかしら。オブジェとして存在してる彼らは寂しい思いをしてるのかしら。ゴメンね。遊んであげないで。
アンディがすごい人間くさくて好きなの(笑)。
お気に入りの座をとられたと思ってバズに意地悪したり、古いタイプの人形である自分に劣等感を持ったり。おっちょこちょい(死語?)で感情的だけど、やっぱりみんなのことを思ってるっていうね!
自分がおもちゃだって気づいて壊れちゃってるバズもステキよね(歪)。偽りの自分をずっと信じてた(しょうがないんだけどさ)ときには空は飛べなかったけど、現実を受け入れたら飛べたってのがステキよね。うん。
大きそうに見えるバズが実はウッディより小さいってのもいい。

しかーし、一番好きなキャラは地味に軍曹だったりする。
あの決して仲間を見捨てないところと足を揃えて進むさまがステキすぎるっ。


トイ・ストーリー 2
原題 toy story 2
公開 2000年
監督 ジョン・ラセター
キャスト
(声)
トム・ハンクス ティム・アレン
ジョーン・キューザック

どんなストーリー?
ガレージセールで売られることになった仲間を助けに行ったウッディ。しかしそこでなんとおもちゃマニアに誘拐されてしまう!
連れ去られた先で待っていたものは、「仲間たち」と、自分が実は大人気番組のキャラクターであったという真実、そして、自分たちは東京のおもちゃ博物館に売られていくということだった・・・。
一方バズたちはウッディ救出作戦を決行するため外の世界へ飛び出した!
おもちゃとしての生きかたを考え始めたウッディが下した決断は!?


どこが好き?
ジェシーがキライだったの。映画観るまでは。
なんかヨーデルうるさいし(笑)、勝気そうだし、第一バディムービーに女はいらねぇぜっ、って感じで(笑)。
でも観たら大好きになってしまった。
こころに閉じ込めてあった悲しい記憶を思い出さないように明るく振舞ってたのね。わたしたちもおなじことをたくさんしてるのよね。
バズ対バズの困惑対決や、宿命の対決・バズ対ザーグがおもしろかったね。何がおもしろいってザーグの武器よ。まるでテニスボールじゃん(笑)。すぽぽぽぽーーーん、ってマヌケな音で球が飛んできてた気が・・・。しょせんおもちゃよのぅ・・・(笑)。
あと、この映画にでてくる犬のリアルなこと!一作目のときはまだまだニセモノっぽさが抜けなかったのにねぇ。技術の進歩ってすごい。
あ、あとDVD特典映像の「ルクソーJr」が好きっ。
スタンドライトがあんなにかわいく見えるなんて!しばらくあれと似たスタンドライト部屋に置いてた。


ナイトメア・ビフォア・クリスマス
原題 nightmare before christmas
公開 1993年
監督 ティム・バートン
キャスト
(声)
クリス・サランドン キャサリン・オハラ

どんなストーリー?
ジャック・スケリントンはハロウィンタウンの王様。
でも毎年毎年繰り広げられるハロウィンパーティにジャックはうんざりしていた。
「なにか違うことがしたい!」そう思い悩むジャックはある日クリスマスタウンの扉を見つけ、中に入ってしまう。
そこは退廃的なムード漂うハロウィンタウンとは違い、カラフルな電球や、かわいい雪だるまや、幸せそうな人々に満ち溢れていた。
「ぼくもクリスマスがしたい!」そう思ったジャックは今年のハロウィンをクリスマスに変更することに。毎年ハロウィンでなじんでいた町民はそんなジャックに戸惑いを感じていくも、ジャックの指示のもとハロウィン風クリスマスを作り上げていく・・・。

どこが好き?
キャラがかわいい・・・。キャラがかわいすぎてしばらくの間はストーリーが案外おもしろくないことに気づかなかったくらい・・・。
キャラが命です、この映画は。わたしはそう思ってます。


パーフェクト・ワールド
原題 a perfect world
公開 1993年
監督 クリント・イーストウッド
キャスト ケヴィン・コスナー
クリント・イーストウッド ローラ・ダーン

どんなストーリー?
刑務所を脱獄、少年一人を連れ逃走を計るブッチ。
アラスカを目指して逃走するなか、次第にこころを通わせていく二人だったが・・・。
お互いに孤独な脱獄犯と少年の交流を描いた感動ヒューマンドラマ!

どこが好き?
何故か札束が宙を舞う草原で笑顔で横たわるケヴィン・コスナー。
何故にこいつは札束と共に寝てるんじゃ、という素朴な疑問から始まる映画は切なさに溢れていた。
「殺した奴は二人だけだ。母親を殴った奴と、お前を殴った奴」
なんかさ、悲しいんだよね。ちょっとやりすぎるだけなんだよ、ブッチは。
子どもや奥さんを大切にしない農家の主に「大事にしてやれ」と脅すのも、正しいことなのになにかが間違ってる。
農家一家を縛り上げていくシーンは緊迫感あったなぁ。レコードから流れてくる曲がそれを増させるよね。ブッチが彼らを殺すんだと思って、泣きながらブッチを撃ってしまう少年(名前思い出せねー)。いろんな感情がこもってるよなぁ。最後に狙撃されたところではうちもあの撃った奴殴りたかった。イヤ、マジで。
父親に虐待されながらも父親のいる「完璧な世界」を目指したブッチ。そこには一体なにがあると思ったんだろうなぁ・・・。


V フォー・ヴェンデッタ
原題 V for vendetta
公開 2005年
監督 ジェームズ・マクティーグ
キャスト ナタリー・ポートマン ヒューゴ・ウィービング

どんなストーリー?
独裁国家と化した未来のイギリス。外出禁止令を犯し夜間の外出を計ったイヴィーは秘密警察に見つかり強姦されそうになる。

しかし、イヴィーは仮面を被り自らを「V」と名乗る謎の男に救われる。その後も計らずもVと関わるようになるイヴィーだったが、Vは過去の復讐から独裁国家の転覆をもくろむ危険人物だった。

どこが好き?
またこんど書くかもしれない。


フィールド・オブ・ドリームス
原題 field of dreams
公開 1989年
監督 フィル・アルデン・ロビンソン
キャスト ケヴィン・コスナー エイミー・マディガン
ジェイムズ・アール・ジョーンズ

どんなストーリー?
農夫として普通に暮らすレイはある日トウモロコシ畑で不思議な声を聞く。
「それを作れば、彼はやって来る」
声に導かれるままレイは畑に野球場を作ってしまう。そしてそこへやってきたのは今は亡き伝説の大リーガー、シューレス・ジョー・ジャクソンだった・・・。

どこがすき?
この映画を見るきっかけになったのは、とんねるずのバラエティ番組でたかさんと誰かがトウモロコシ畑の中でキャッチボールしてたのを見てから。一面グリーンの畑がステキだったんだなぁ。その前から気になってる映画ではあったけど、見るまでにはいたってなかった。
現実に起こり得ないことを描いたような映画が苦手って人いるんだろうけど、うちはこういう、こんなことがあったらいいのに、って思えてこころがほんわかするような映画が大好き。
見るたびに泣くシーンは「アーチーがファウルラインを超えてしまうところ」「お父さんとキャッチボールするところ」だなぁ。みんなきっと一緒だよなぁ。もいっこあったような気がするけど忘れてしまった。
レイがお父さんに「キャッチボールしないか」って聞いてお父さんが「いいとも」って答えるときの表情がすっごくすき。
何も知らないけど全てを知ってるっていうか・・・。この時点ではお父さんの人生にレイなんて存在すらしてないのだけど、こころのどこかでレイが息子だってわかってるのよね。
トウモロコシ畑へ入っていったテレンス・マンは一体なにをみたんだろう。


ホリデイ
原題 the holiday
公開 2006年
監督 アンドリュー・ラウ
キャスト ジュード・ロウ ジャック・ブラック
ケイト・ウィンスレット キャメロン・ディアス

どんなストーリー?
アマンダは映画の広告を作ったりする会社のやり手女社長。美人だしお金も持ってるけど、心が乾いていて涙を流すことができない。
アイリスは、ここ数年どうにもならない恋愛を続けている。相手への思いは募るばかりなのに、相手の気持ちがつかめない。
クリスマス直前、彼氏の浮気に辟易したアマンダは彼氏を家から追い出す。アイリスはといえば、彼と思っていた人が同じ社内の若い女性と婚約を発表。
傷心のアイリスはクリスマス休暇にホームエクスチェンジの募集をする。
男がいないところへ行きたい!と思ったアマンダはアイリスとホームエクスチェンジをすることを決める。
お互い、そこでステキな出会いがあるとも知らず。。


どこが好き?
ジュード・ロウがかわいい!アマンダと別れたあとに涙でくちゃくちゃになってる姿が最高に好き!!
アマンダには正直あまり感情移入できないんだけど、アイリスとマイルズ(ジャック・ブラック)+アーサーの話はテンポがよくて軽快でとても楽しい☆
この映画を好きになって、自分も年をとったのかなぁ、なんて感じちゃった。それまで恋愛映画なんて見なかったのに。


マトリックス
原題 the matrix
公開 1999年
監督  ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
キャスト キアヌ・リーヴス キャリー・アン・モス
ローレンス・フィッシュバーン

どんなストーリー?
昼はコンピュータプログラマー、夜はハッカーとして生きてきたネオは最近不思議な感覚に悩まされていた。起きているのに夢を見てるような感覚。
そんなある日、家のコンピュータに「マトリックスが見ている・・・」との不可思議なメッセージが映る。
謎の美女トリニティに導かれ、ある男の元に連れられたネオ。その男はネオに「真実の世界」を見せるという。
男のいう「真実の世界」とは?そしてマトリックスとは何か?
無気力青年ネオが挑む壮大なSFアドベンチャー(笑)!!

どこが好き?
いやー、もうかっこいいとしかいいようがないっしょ(笑)。ネオもトリニティもモーフィアスも映像もストーリーも何もかもかっこいい!!わたしのSF好きの心にずどーん!とストライクを放り込んでくれた作品。
観に行った当時はホントに感激したなぁ。2回観たもん。
ビルでの銃撃戦や、モーフィアス助けるときのマシンガン(?)の薬きょうの落ちるシーン、初めて見たバレットタイム(いや、CMで見てたけどね)、エージェントのしゃべり方(笑)、ネオが目覚めたときに見えたマトリックスの世界(あの、暗号みたいの)、好きなシーンはいっぱい。
今までの世界と真実の世界のギャップの激しさもすごかった。悲惨にもほどがある。でも現実が悲惨だからこそ今までの世界がリアルに見えるのよね

2003年夏公開の2にもおおいに期待してます。
(んが、期待のしすぎは期待はずれの元なので期待は極力抑えてる。結局どっちやねん・笑)


未来は今
原題 the hudsucker proxy
公開 1994年
監督 ジョエル・コーエン
キャスト ティム・ロビンス ポール・ニューマン
ジェニファー・ジェイソン・リー

どんなストーリー?
1950年のNY。夢を持ってNYにでてきたものの、大企業の郵便係にしか職を探せなかったバーンズ。
しかし社長が自殺すると、副社長の思惑から何故か社長に就任することに!
株価を暴落させその隙に社の株を買い取り自分が社長になることが副社長の魂胆だったのだが、バーンズの発明した「フラフープ」が空前の大ヒットで副社長の思惑は外れてしまう。副社長はなんとか彼を落としいれようとするが・・・。

どこが好き?
ティム・ロビンスって純朴な人やアホっぽい人やらせるとうまいよね〜。
「きみはマンシー娘なのに僕にウソをついてたのか?」(こんなようなことを)涙ながらに語るシーンでは、マヌケなセリフなのにこころにジーンとくるのよねぇ。あの純粋さとマヌケさがいいのだ。
ポール・ニューマンが逆さ釣りになってて、フラッシュバック(じゃないけど)ででてくる仕立て屋のシーンとかがなんかすき。


モンスターズ・インク
原題 monsters,inc.
公開 2001年
監督 ピート・ドクター
キャスト
(声)
ジョン・グッドマン ビリー・クリスタル
スティーブ・ブシェーミ

どんなストーリー?
子供部屋のクローゼットの向こうはモンスターの世界だった!
そしてそのエネルギー源は「人間の子供の悲鳴」。
マイクとサリーは子供の悲鳴を集める会社に勤め、中でもサリーは会社一の怖がらせ上手。
しかしせっせと仕事に励んでいたある日、サリーは誤って人間の子供ブウを連れて帰ってきてしまう。
人間の子供は恐ろしい!そう信じている二人はなんとかして子供を元の世界に戻そうとするが、ブウと少しずつ触れ合ううちにある疑問を抱くようになる。
「人間の子どもってホントに恐ろしいのだろうか?」
二人(?)のモンスターと一人の子どもがおりなすこころほんわかあったかエンタテイメント!

どこが好き?
元々CGアニメとかクレイアニメが好きなのよね。
中でもピクサーの作品は絵もかわいいし、作品のクオリティも高くていい!
マイクがかわいいのよね〜(うちってばこればっかり・・・)。サリーの毛もホンモノみたいにふっさふっさしててさ!でも実をいうとサリーはあんまり好きじゃないの。だってなんか・・・かわいくない、ような気が。この映画のキャラってあまりかわいくないわよね。マイクとその彼女(名前忘れた〜)はかわいいけど。わざとなのかしら。




ラブ・アクチュアリー
原題 love actually
公開 2004年
監督 リチャード・カーティス
キャスト ヒュー・グラント コリン・ファース
アラン・リックマン エマ・トンプソン

どんなストーリー?
もう一体何組いるかわからない男女がおくるちょっぴりキュートで切ないラブストーリーの数々!

どこが好き?
オープニングの空港のシーンがすき。出会い、別れ、いろんなところに愛があふれている。

イギリス首相と秘書との恋、言葉が通じないメイドさんとの話、親友の妻への恋心を語るシーン、学校一イケてる女の子にいいところを見せようとがんばる少年の話、ほかにもいろいろあるけれど、どれもこれもその話だけでほんわかするのに、ひとつの作品にぜーんぶ詰まってて、それが過剰でもなくいいバランスで収まってる。

love actually is all around.


ロミオ+ジュリエット
原題 romio+juliet
公開 1996年
監督 バズ・ラーマン
キャスト レオナルド・ディカプリオ クレア・デインズ
ジョン・レグイザモ

どんなストーリー?
ヴェローナの街に存在する2大勢力モンタギュー家とキャピュレット家。
お互いに反目し合う家柄に生まれた二人が落ちてはならない恋に落ちてしまう。
幸せの絶頂の中、誤解から悲劇が生まれ、その悲劇がさらなる悲劇を呼ぶ。
暴力と策略の渦巻くヴェローナの街で、二人の愛が結ばれる日は来るのか??

どこが好き?
この映画を観に行ったきっかけは、エンディングテーマを歌うレディオヘッドの曲を映画館で聴くことだった。
「シェイクスピアものなのになんか違うんじゃな〜い?」的感覚と「だってどうせ死ぬんでしょ」という冷たい視点からあまり期待してなかったの。
でも映画が始まってみると、ディカプリオはなかなかはまってるし、なによりジュリエット役のクレア・デインズが可愛い!!かわいすぎる!!彼女なくしてこの感動はなかったと言っても過言ではないくらい。天使の仮装をした登場シーンは犯罪的にかわいい!
ジュリエット効果で映画にもどっぷりとひたり(もともとロミオとジュリエットのストーリー知らなかったし)、マンチュアでロミオに手紙が届かないシーンでは「気づけ!気づけよ!!」と心の中で叫び、仮死状態のジュリエットが少しずつ動いてるのにロミオが気づかないシーンでは「もう元のストーリー変えていいからロミオに気づかせてやって二人で逃げてよ!!(半泣・笑)」と心の中で叫んでいた。
ロミオが死んでしまいどうしようもない悲しみに打ちひしがれ、どうしたらいいのか全くわからないジュリエットが傍にあった拳銃を手にとり、引き金を引く前に見せた表情がとても印象的だった。
そして映画が終わり、当初の目的であったレディオヘッドの曲を涙ながらに聴きながら、歌ってる内容と違う字幕が流れているのを見て笑ってしまい現実に戻された(苦笑)。
ちなみにお葬式のシーン、というかセットがかなり好き。十字架いっぱい並んでてきれいよね(不謹慎??)。ロミオ+ジュリエットの「+」は十字架を意味してるらしい。え、知ってた??